雲が流れるタイムラプス画像を撮影してみる

まずは天気と撮影場所

今回は雲の流れの撮影にチャレンジしてみたいと思います。タイムラプス動画は、ゆったりとした動きを撮影することで普段は気づかない意外な様子を撮影することができて非常に面白いです。前にも書きましたが、雲の流れなどの昼間の撮影は、明るさに変化がないので、シャッタースピードを一定に保ったまま撮ることができるので、ちらつきが起こりにくい画像を撮ることができます。

雲の流れを撮るのだから、重要なのは天気です。雲一つない青空だったら、空を撮影しても何の変化もない動画になってしまいます。逆に、雲しかない場合は、白いものがうごめいてるだけで、はっきりしない動画になってしまいます。適度に青空が見えて、雲が流れている天気の日に撮影してみましょう。

撮影場所ですが、あまり都心でビルばかりだと空が少なく、小さな動きの動画になってしまいます。ガラス張りのビルに雲が映るといった動画も撮ることができるのですが、やはり雲のダイナミックな動きを撮るのであれば、少し開けた場所で山や建物が画像の下に並んでいるようなアングルがいいと思います。

今回は、レインボーブリッジの画像を撮影してみました。

露出が安定している被写体の撮影設定

基本的な設定については、前回書いた通り。今回は、明るさがあまり変わらない昼間の設定なので、マニュアルモードでシャッタースピードを一定の状態で撮影しました。明るさが変わる被写体の場合には、その状況に合わせてシャッタースピードが変わる、絞り優先モード(A・Avモード)で撮影しますが、シャッタースピードが変わるタイミングによっては、動画にした際にちらつきが発生してしまいます。できるだけちらつきが出ないようにするには、シャッタースピードを一定にする必要があります。昼間は基本的にマニュアルモード・シャッタースピード固定で撮影します。

インターバル間隔についてですが、雲の流れる様子などゆったりとした被写体の場合は基本的には10秒に1枚の間隔で撮影しています。ただし、風が強い日などは、雲の動きも早くなります。そのような場合にはもう少し短くした方がいいかもしれません。また、交差点などで人の動きを撮影する場合には間隔を極端に短くしないと、10秒も間をあけると人が消えたように写ってしまいます。この辺りは、何度か経験し見るとイメージができるようになるかと思います。

具体的な設定内容は以下の通り。
シャッタースピード:1/800秒
ISO値:100
f値:10
インターバル:5秒
撮影モード:マニュアルモード
の設定で撮影スタート。撮影した画像がこちら。

撮影インターバルと撮影時間

今回はそれほど動きが早くなさそうだったので、いつものように10秒間隔で撮影しました。撮影する時間についてですが、今回は1秒30フレームで10秒のタイムラプス動画を作成したいと思います。必要になってくる枚数は300枚。インターバル間隔10秒に1枚の設定で撮影するので、撮影時間は50分になります。

保存されたフォルダを見るとほとんど変わりのない画像が並んでいるように見えます。微妙な変化なので、同じように見えますが、タイムラプス動画にしてみると結構動きがあり、面白くなるので楽しみにしていてください。


普段、動きが見えないゆっくりとしたスピードのものを撮るので、最終的な動きが予想もつかないものになったりするところが、タイムラプス動画の魅力だと思います。失敗してしまうと、数十分・数時間の撮影が水の泡になってしまいますが、経験を積めば、ある程度予測することができてきます。また、私は作ってみなければわからないドキドキ感が好きで撮影をしています。

撮影した画像のタイムラプス動画は、動画編集の説明の時に公開したいと思いますので、お楽しみに。作成する動画には、別の場所で撮影した雲の画像も含めて、編集したいと思っています。

次は、明るさが変わる夕日の撮影設定について、実際に撮影した際の設定内容をご案内したいと思います。

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