太陽が沈んでいく様子・夕日と夕焼けのタイムラプス画像を撮影してみる
前回、昼間の雲が流れる風景を撮影しましたが、今回は、陽が傾き、夕日がレインボーブリッジに沈んでいく風景を撮影しました。夕日は沈む直前の真っ赤に染まる様子が最も撮りがいのある風景です。この真っ赤な夕日を撮るには、西の空に雲があると赤い夕陽が隠れてしまいます。できれば、雲がない日にとりたいのですが・・・、なかなか条件がそろいません。できるだけ雲が少ない日を選んで撮影しました。
撮影場所と撮影する日
夕日を撮影する際には、天気が大きくかかわります。撮影する場所の天気が良く、雲がなくても、西の空に雲があれば夕日は隠れて撮影することができません。全国の天気予報、雲の動きを確認して、西の空が晴れている日を選んで撮影を行います。
夕日を撮影するのでどの角度で夕日が沈むのかを調べておく必要があります。当然、季節により沈む方向・時間は変わります。夏は遅くなりますし、冬は17時前には陽が沈んでしまいます。日没の方向や時間については、インターネットで、「日没 方向」などで調べると出てきます。
今回は、レインボーブリッジに沈む夕日を撮影することにしました。
撮影開始時間
夕日の撮影の醍醐味は、オレンジ色の夕日から周りが暗くなり、完全に沈んだ後のトワイライトタイム、そこから空が暗くなる空の色の変化にありますが、せっかく変化がわかるタイムラプス動画を撮影するので、少し早めに撮影を開始することをお勧めします。私の場合は、日の入り時刻の約1時間前から撮影を開始して、空が暗くなるまで撮影をしています。
撮影設定 絞り優先モード
雲の流れる空を撮影した時には、明るさが変わらないので、シャッタースピード固定で撮影しましたが、夕日など明るさが変わる風景を撮影する場合には、絞り優先モード(A・Avモード)で撮影します。ここで注意しなければならないのが、暗くなった時のシャッタースピードです。最終的にシャッタースピードが設定しているインターバル間隔よりも長くなってしまうと、一定の間隔での撮影ができなくなります。一番暗い被写体を撮影する際に、インターバル間隔よりもシャッタースピード(+書き込みにかかる時間)が短くなるように、f値やISO感度を設定しておく必要があります。
基本的な設定については、「タイムラプス写真を撮影する基本的なカメラの設定内容」に書いた通り。今回は、以下の内容で撮影を開始しました。
ISO値:640
f値:6.3
インターバル:10秒
撮影モード:絞り優先モード(A・Avモード)
の設定で撮影スタート。
撮影した画像
撮影を始めた段階では、シャッタースピード1/8000秒で撮影を開始。暗くなった時にシャッタースピードが長くならないように設定しているので露出オーバーの状態です。
陽が隠れ始めた段階では、シャッタースピードは1/3200秒になって、完全に陽が沈んだ段階で1/2000秒になりました。
陽が沈んで30分ほど経過すると、空が暗くなり夕日の赤がより濃くなり始めます。レインボーブリッジのライトも転倒してとてもきれいです。この段階でのシャッタースピードは1/10秒です。
完全に夜になった時点でのシャッタースピードは、1.6秒です。今回は、ISO感度が少し高かったようです。10秒間隔で撮影しているので、もう少しシャッタースピードが長くなっても大丈夫でした。
設定さえ決めてしまえば、あとは撮り続けるだけです。撮影する被写体の明るさによって、変わってきますが、何度か試してみれば、どのような設定であればインターバル内に収まるかはわかってくると思います。今回は、少し設定が明るすぎたようなので、最終的にタイムラプス動画にする際には少し明るさを落として作成しようかと考えています。私は撮影時、バッテリーの持ちを長くするために、液晶画面が切っています。そのため、出来上がりがどのようになってるかは終わってみないとわからないので、毎回ドキドキしながら撮影しています。このドキドキ感もタイムラプス動画の楽しみの一つだと思います。