タイムラプス(Time-Lapse)とは

撮影の前に画像は何枚くらい撮ればいいの?

機材の準備が出来たところで、早速撮影に行きたいところですが、その前に画像は何枚取ればタイムラプス動画が出来るのでしょうか?
必要な画像の枚数は、動画の1秒あたりのコマ数と動画の長さによります。

例えば
1秒30コマで10秒のタイムラプス動画を作成する場合
30コマ×10秒=300枚 300枚の画像が必要になります。

私の場合は余裕を持って5秒分位、枚数にして150枚位プラスして撮影しています。
というのも、毎回ベストなタイミングで撮影始めることができるわけでもないですし、動画を編集する際にトリミングする場合もあります。フェードイン?フェードアウト?させることもあるかもしれません。そうすると、数秒分は使えなくなります。その場合でも、メインの映像がすべて残せるように余裕をもって撮影しています。

ちなみに、撮影時間ですが、450枚の画像を撮影する場合、10秒ごとに1枚撮影した場合、450枚×10秒=4500秒=75分 1時間15分かかります!長いですね。

長いですが、アングルを決めて、撮影を始めればそのままほおっておけばいいので、暇つぶしの本やゲームを準備して撮影しましょう。

どういったところで撮るか

タイムラプスの動画は、低速度撮影なので、ゆっくりとした被写体や一定の動きがある被写体を撮影した方が、ふだん見れない動きがとれるので面白いです。おすすめの被写体は…

星空
Youtubeなどにたくさんの作品が公開されている星空のタイムラプス動画。星は非常に動きが遅いので、タイムラプスにはもってこいです。人が映り込んだりする可能性も低いですし、明るさが大きく変わることがないので、まず撮影してみるのにおすすめです。


雲は動きが速い雲と遅い雲があります、動いていないようでもタイムラプス動画にしてみると意外と動いていて面白いので、ぜひ試してみたもらいたい被写体です。完全な曇り空だと、ただもやもや動いているだけで面白くありませんが、青空にある雲は流れがはっきり見えて、おすすめです。

夕日
星空と同じくらいたくさんの動画が見られるのが夕日です。明るい空が夕焼けにかわり、街の明かりが灯り、空が暗くなっていく。この流れが数秒の動画にまとめられ、ドラマチックな映像になります。変化が大きいので設定が難しいですが、変化の大きさの分面白い動画になると思います。

交差点等での人や車の動き
交差点では、人の横断、車の走行が一定のパターンで繰り返されます。このような規則的な動きもタイムラプスには向いています。ビルの上や歩道橋の上から撮影すれば、人と車の交差がよく見えて、面白い動画が取れます。ただ、被写体の動きが速いので、撮影間隔をうまく調整しないとよくわからない画像になってしまうので注意が必要です。

空港 飛行場
飛行場では、離着陸前後の旅客機が滑走路内を移動したり、貨物用の車両が行き交っていたりして、こちらもタイムラプスに向いていると思います。普段見ていると飛行機はゆっくりと滑走路内を移動しているように見えますが、タイムラプスにするとちょこまかと動いていて面白い動画になると思います。


このように、ゆったりとした動きがあるものであれば、基本的におもしろい絵がとれると思います。逆に動きが早いもの、例えば通過する電車や車等だと、タイムラプスでは、数秒から十数秒に1枚しか撮らないので、1秒30コマとすると、一瞬で通り過ぎてしまい、何が通ったかわかりません。人や車を撮影するときには、撮影間隔を短くするか、交差点のように、止まったり動いたりを繰り返すような被写体にするなど工夫が必要になります。

まずは、設定が簡単な雲の動きや星空がおすすめです。近くにいい撮影スポットはありますか?ぜひ、探してみてください。

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